About

大城道則 について

駒澤大学 文学部 歴史学科 教授。専門は古代エジプト史および古代地中海世界。 英国バーミンガム大学でエジプト学を修め、エジプトを含む世界各地遺跡での発掘調査・研究を続けています。

大城道則 教授
大城道則 教授(出典:駒澤大学Webメディア「コマプラ」)
エジプト・王家の谷にて
王家の谷にて
ツタンカーメン王墓 KV62
ツタンカーメン王墓 KV62
Profile

第一線の研究者として、
フィールドと向き合い続ける。

大城道則(おおしろ みちのり)。駒澤大学文学部歴史学科 外国史学専攻 教授。 関西大学大学院で加藤一朗氏に師事してヒエログリフを学び、英国バーミンガム大学大学院でエジプト学を修めました。 紀元前3000年ごろから約3,000年続いた古代エジプト文明の成立と、 ギリシア・ローマ時代を経た世界への広がりを主軸に、研究・著述・現地調査を重ねています。 研究の先には 「日本人とは何なのか」という問いを見据えています。

駒澤大学 文学部 歴史学科 外国史学専攻 教授(博士(文学))
関西大学大学院 文学研究科 史学専攻 博士課程修了
英国バーミンガム大学大学院 古代史・考古学科 エジプト学専攻修了
2003年 駒澤大学 文学部 歴史学科 外国史学専攻 専任講師/2014年より現職
専門:古代エジプト史/古代地中海世界
メディア・発信
  • 日本テレビ『世界一受けたい授業』出演(古代エジプト回など、計四回出演)
  • テレビ東京『有吉の世界同時中継〜今、そっちってどうなってますか?〜』解説出演(2021年)
  • テレビ朝日『超人女子戦士 ガリベンガーV』特別講師として出演(2018年〜)
  • TVU『関口宏の三人よれば…』ゲスト出演(2026年5月)
  • BS朝日『そもそもミステリー 〜知っているようで知らない世界の謎〜』解説出演
  • 「NHKスペシャル 堺雅人が巡る古代エジプト!謎の王ブラックファラオの実像に迫る」への出演・監修(NHKオンデマンドで配信中)
  • YouTube「おおしろ教授の古代エジプトマニア」を運営
  • 早稲田大学エクステンションセンター 中野校 社会人向け講座「古代エジプトの神々」を担当

表紙画像・書誌情報:Amazon.co.jp 著者ページより。共著・翻訳・監修を含む全リストはAmazon著者ページをご覧ください。

Fieldwork

これまでの主な発掘・調査実績

  1. 20代〜シリア・パルミラ遺跡数年にわたる発掘調査(発掘の出発点)
  2. 2009サハラ砂漠(エジプト/スーダン/リビア国境)原始絵画(岩絵)の調査
  3. 〜継続イタリア・ポンペイ遺跡発掘調査への参加
  4. 2019.3〜エジプト・メイドゥム遺跡スネフェル王ピラミッド周辺の調査(これまでに3回)
  5. 2020メイドゥム(コロナ禍)調査を短縮しドローン・レーザーによる測量を実施

出典:駒澤大学Webメディア「コマプラ」ラボ駅伝 第22区(2020年12月公開)、 駒澤大学「NOZOKIMI LAB」大城道則研究室 紹介記事。

Activity / Meidum

なぜ今、メイドゥムを掘るのか。

メイドゥム遺跡には、ギザの大ピラミッドを建造したクフ王の父・スネフェル王のピラミッドを中心に、 3,000年にわたって大小さまざまな墓が造られてきました。ギザやルクソールと並ぶ重要遺跡ですが、約100年間、本格的な調査が行われてきませんでした。

大城研究室は、エジプト考古学の権威ザヒ・ハワス博士からの推薦と各国調査隊との選考を経て、 2019年3月からこの地で調査を開始。王族の巨大な墓、クフ王の兄弟の墓に加え、 これまでの調査で新たな「墓の影」も確認しています。 新型コロナ禍で短縮された調査を、いま再び本格化させる段階にあります。

現地ではドローンによる空撮、レーザースキャナによる3次元測量、地下レーダー探査を組み合わせ、 壊すことができないピラミッドを「外から測り、覗く」記録手法を積み上げています。 後世に渡せる「記録」を残すことが、このプロジェクトの第一目的です。

調査地
エジプト・メイドゥム遺跡
中心的遺構
スネフェル王のピラミッド(崩れピラミッド)
調査開始
2019年3月〜(これまでに3回実施)
推薦
ザヒ・ハワス博士(エジプト考古学の権威)
メイドゥム遺跡で地下レーダーによる探査を行う大城教授(2019年7月)
地下レーダーによる探査(メイドゥム/2019年7月)
現場で使用するレーザースキャナと大城教授
レーザースキャナによる3次元測量(2019年9月)
学術的意義

メイドゥムはギザ・ルクソールと並ぶ重要遺跡でありながら、約100年間本格的な調査が行われてきませんでした。ピラミッドのコア部分が露出した崩れピラミッドの構造記録は、初期王朝の建設技術理解を更新します。

社会的意義

駒澤大学の学生・若手研究者を現場に派遣し、日本のエジプト学の次世代育成に直接つなげます。ゼミによる卒業旅行など、学生がフィールドに触れる機会づくりも継続しています。

発信の意義

YouTube「おおしろ教授の古代エジプトマニア」やSNSを通じて、発掘の過程を並走して共有。寄付者が「一緒に冒険している」体験を届けます。

出典:駒澤大学Webメディア「コマプラ」ラボ駅伝 第22区『考古学から見るエジプト文化』(2020年12月)、 駒澤大学「NOZOKIMI LAB」大城道則研究室 紹介記事より再構成。